交響組曲〜「平 清盛」見ました!
大河ドラマ 音楽の世界へ〜
昨夜はあの『平清盛』テーマ曲などを作曲された吉松隆さんが、清盛ゆかりの地で初演したコンサートの様子が深夜に放送されてました。
清盛の叔父・忠正役を演じた豊原功補さんのトークもあり、大変満足でした。
吉松さんがおっしゃるには、テーマ曲には平氏、源氏の旋律があり、あの演奏で平氏と源氏を表したって…なるほどです
平氏のメロディーは清盛が船の上に立って刀を抜く(そのシーンがあるので)そんなイメージ
。
源氏は今回は敵(かたき)ということで怖いという感じで野太く。
また劇中音楽の『屹立』『戦闘』
『屹立』は清盛の青年期の姿をイメージ。
『戦闘』は大地を這い迫りくる敵をイメージ。
『友愛…紀行』←ドラマゆかりの地を紹介する清盛紀行で流れる曲
出だしのハーブ、ソプラノの市原愛さんの声、改めて聞くと綺麗ですよね。
また大河でもよく耳に馴染む「遊びをせんとや」
乙前や後白河、滋子も歌ったあの歌ね
5つの変奏があったみたいです。
元々平安末期の流行歌「今様」の一つで、この今様に吉松氏がつけたメロディーがドラマ全体を貫く主要旋律となっているそうで
清盛の生き様を表しているだけにあの変奏曲がよくあってるなと思いました。
第二楽章では演技と大河の音楽〜で豊原功補さんが登場
…眼鏡カッコイイ(何?)
海上ロケの現場の様子もチラリ見れましたよ〜
豊原さん演じた忠正も!
『闊歩』は躍進する平氏一族のイメージが重なる曲に
『絆』…親子、夫婦、一族など"絆"はこの大河の重要なテーマの一つらしいです。
で、この次は豊原さんが選曲した三曲が演奏されました。
『諧謔』登場人物たちの人間味あふれるシーンで使われる滑稽なメロディー
『記憶』これは懸命に生きた平安の武士達の姿を重ねた曲←豊原さんにとっても思い出深い一曲らしく、私も凄い好き。切なさ加減が。
『噴火』ロックの名曲「タルカス」からアレンジしたもので、反逆、争乱、運命の転換を予期させるシーンで用いられてるそうです。
第三楽章〜左手のピアニスト〜"館野泉"さん
彼のソロ演奏で「遊びをせんとや」
彼が弾き続けることで力を貰った人がいる、それが出来るという事が、誇らしいことですよね。
清盛紀行第一期の曲も演奏して下さいました〜
色々聴いて"大河"って、歴史人物達の物語やその背景、また演じる役者だけでなく、ドラマを飾る音楽にも沢山の意味が込められてるんだなぁと凄く実感できた番組でした。
ちなみに第四楽章最後は、吉松さんが5つの曲を厳選し作り上げた集大成〜交響組曲『平清盛』〜
もちろん「平清盛」テーマ曲です。
豊原さんの朗読がよりいっそう引き立ててました。
『問い続ける…何のために生きるのか』
『何のために 今 この世があるのか』
豊原さん、感情こもってて深みもってました。
他『勇み歌』『決意』など
もう感動しましたよー、多分生で見て聴いてたら泣いてました!
『アヴェ・マリア』とか弾かれた時は駄目かと思いましたけどね〜
時忠様のあのシーン思い出して堪えるの大変だった!(笑)
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