第39回「兎丸無念」
『平清盛』。
すでに佳境を迎えての今回。
(もう私の中では先週ピーク)
禿が出ていっそう盛り上がりを見せたかに見えましたが
実際38回は視聴率伸びましたしね!
今回はう〜ん。話が若干、前回とは繋がりませんねぇ
兎丸の為に作られた回、って感じです。
とはいえ清盛の片腕的位置に居たのにあまり活かしきれずに終わった感が(^^;
そもそも序盤の遮那王と弁慶の五条大橋でのくだり、あんなに尺使わなくても…
禿が出て来た意味も分からない。(妙な演出だったよ)
ドラマならではの演出と言ってしまえばそれまでですけど。。
でも兎丸と盛国、二人のみせばは良かったです。
2人の存在があってこそ今の清盛があり、ここまで来れた
だからこそ青年期から志を共にしていた兎丸の喪失は清盛にとって辛いものですねぇ。
彼の死によって、自分の非を実感することになるとは皮肉なものです。
兎丸も酒が入ってつい不満を漏らしてしまっただけの様に思います。清盛を信じてるからこその不満。
それなのに時忠様の放った禿に取り囲まれ羽根で身体中刺されてしまうとは
抵抗しようと思えば出来たように思う。言葉で投げかけたのは禿に思うところがあったからなんでしょうかね?
後に兎丸の亡きがらを見つけて悲しむ清盛
"全て殿が邁進するために引き起こったもの"と
盛国の諭す言葉やその後に語る思いの覚悟の強さが見えました。
時子にしろ盛国にしろ、辿る道はもはや修羅だと分かっているんですね、きっと。
禿も善悪はなくて、命じられるままに、やってただけなんだろうに
庭先の清盛を見る禿達の表情が今となっては切ないものです。
また、夜に屋敷で禿の装束を焼く時忠様…
彼も彼なりにやってきたことなのに、悔しかっただろうなと
前回の時忠様の言葉を思い出すと、私もなんだか悔しい(苦笑)
清盛の為に与えられた役目を誇りに思ってやってたのに、その役目を終えさせられたんですから
装束を投げ入れる前の表情を無くしたお顔が…(´Д`)゜。
ってか宴の場で時忠様のお顔と踊る宗盛の衣装が被ってた!(苛っ。
しかし清盛、どれだけ周り振り回すんだと言いたくなりますね(私は)
それぞれに皆、傷ついていて痛かったです。
いまだ驕る平家ですが、次週ではまた大変な出来事が…
後はもうどんどん落ちていきますからねぇ